バイオマス利用に関する3つのキーワード

  • カーボンニュートラル

バイオマスは燃やすと二酸化炭素が発生しますが、その二酸化炭素は植物などが成長する過程で大気中から吸収したものであり、もともとの大気中の二酸化炭素量は変化しない、という考え方のことです。

カーボン(carbon)は炭素、ニュートラル(neutral)は中立という意味があります。

  • バイオマスリファイナリー(バイオリファイナリー)

石油の精製・分離によって、素材、製品、燃料といった様々なものを製造することをオイルリファイナリーといいます。これに対し、バイオマスから同じように製造する流れをバイオマスリファイナリー(バイオリファイナリー)といいます。

リファイナリー(refinary)は精製という意味があります。

  • カスケード利用

資源やエネルギーを利用すると、再利用のたびに品質が下がっていきます。その下がった品質レベルに応じて、目的や方法を工夫して使い尽くすことをカスケード利用といいます。たとえば、牛乳パックとして使った紙を新聞紙に再利用し、古新聞を焚き付けに使うというように、資源を一度で使い切るのではなく、段階的により多くの場面で利用する方法です。

カスケード(cascade)は「連なった小さな滝」という意味があります。