令和7年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金
脱炭素型循環経済システム構築促進事業(うち、プラスチック等資源循環システム構築実証事業)
〈採択事業〉
脱炭素型循環経済システム構築促進事業(うち、プラスチック等資源循環システム構築実証事業)において、補助事業の公募を令和7年4月22日(火)~同年5月26日(月)の期間で実施しました。
同事業に応募のあった案件について、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会における審査を行い、採択すべき事業を選定したのでお知らせします。
■選定結果
本事業の公募に対し5件の応募があり、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会による審査を行った結果、以下3件(プラ代替素材事業1件、プラリサイクル事業1件、廃油リサイクル事業1件)の事業について選定しました。
事業者名 (五十音順) |
事業名 | 事業の概要 |
---|---|---|
① 化石資源由来プラスチックを代替する省CO2型バイオプラスチック等(再生可能資源)への転換及び社会実装化実証事業 | ||
三菱ケミカル株式会社 | 植物由来原料を使用したPTMG製造に関する実証事業 | ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMG)は衣料等の一般消費財から自動車部材等の工業資材分野で広く使用される樹脂原料である。本事業では、植物由来原料を使用したBioPTMG(バイオPTMG)の普及拡大を図るため、未利用植物由来を含む原料ソースの探索、BioPTMG生産能力強化、原料中の不純物除去・管理技術の実証を行い脱炭素社会への貢献を目指す。 |
②プラスチック等のリサイクルプロセス構築及び省CO2化実証事業 | ||
株式会社野村事務所 | 積層セラミックコンデンサ(MLCC)製造後の廃棄PETフィルムを対象とした低コスト大量リサイクルシステム構築実証事業 | MLCC製造時に使用されるPETフィルムには離型層や無機層等の添加物が残留しており、これらを効率的に除去する難しさから一部は国内循環または海外輸出され、残りは最終処分される環境負荷の高い廃棄物である。本事業では、当該フィルムを低コストで大量に再資源化できる異物除去技術を実証し、持続可能なリサイクルシステムを構築する。 |
④廃油のリサイクルプロセス構築・省CO2化実証事業 | ||
沖縄電力株式会社 | 変圧器使用済絶縁油のリサイクルスキーム実証事業 | 本事業は沖縄本島内の使用済絶縁油をリサイクルし、再度絶縁油として使用することで CO2削減及び循環型社会に貢献する。他の電力会社と比べ使用済絶縁油量が少ない沖縄本島内をモデルに、リサイクル絶縁油普及の課題となっているコストの低減及び品質の安定化を実証し、絶縁油リサイクルスキームを構築する。 |
事務局
一般社団法人日本有機資源協会
〒104-0033
東京都中央区新川2-6-16 馬事畜産会館301号室
TEL: 03-3297-5618 E-mail: pla2025@jora.jp
事務局:菅原、森田、藤井
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