社団法人日本有機資源協会
バイオマスマークQ&A

Q3−13.

バイオマスプラスチック製品の利用は、環境マネジメントシステム(EMS)活動として認められるの?

バイオマスプラスチック製品は、企業や自治体などの団体で利用すれば、環境への配慮活動として十分アピールできる取組であると考えられます。
すでに、いくつかの会社ではバイオマスプラスチックの利用に取組んでおり、環境報告書などに紹介されています。以下に一例を示します。脱石油社会を目指して、今後このような活動が増加していくと考えられます。

【モスフードサービスの取組み】
〜お持ち帰り用透明アイスカップにバイオマスプラスチック容器を使用〜

モスバーガーを展開する株式会社モスフードサービス(代表取締役社長CEO兼COO:櫻田 厚、本社:東京都新宿区)では、2006年7月より、モスバーガー全店にてお持ち帰り用透明アイスカップにバイオマスプラスチック容器を使用開始します。バイオマスプラスチック容器を全店で使用する国内の大手外食チェーンは、当チェーンが初めてとなります。新容器を使用することにより、今後1年間あたりプラスチック素材原料 約130t相当の使用を削減することになります。(昨年度使用量実績比較)

(出所)株式会社モスフードサービス ウェブサイト プレスリリース(2006年6月1日)

【イオンの取組み】
〜バイオマスプラスチック製の商品パッケージを採用〜

イオンは食品のパッケージ包装材を中心に、自然に還るバイオマス素材に変えていきます。バイオマスとは「生物由来の資源」のことです。イオンが包装用に採用したプラスチックもトウモロコシなど植物のでんぷんからつくられたものです。植物資源が原料なので最終的には水とCO2に分解され、大切な石油資源を節約できるのが大きな特徴です。「トップバリュ グリーンアイ」の農作物を中心に、商品パッケージ約30種類をバイオマスプラスチックに変更します。

(出所)イオン株式会社「イオン 環境・社会報告書2006」

【ローソンの取組み】
〜バイオマスプラスチック製のサラダ容器を採用〜

ローソンでは、新たにトウモロコシを原料とする非石油原料のプラスチックの採用を開始しました。2005年9月よりナチュラルローソンでサラダの容器として使用しています。

(出所)株式会社ローソン「環境保全・社会貢献活動への取り組み報告2006」

【セブン-イレブン・ジャパンの取組み】
〜バイオマスプラスチック製の容器を試験採用〜

セブン-イレブン・ジャパンでは、容器包装の素材自体を環境配慮型のものにするため、ポリ乳酸や紙製容器の導入を検討しています。ポリ乳酸の容器については、神奈川県の160店舗でテストを実施しました。今後も、より環境負荷の少ない商品開発への取り組みを進めていきます。

(出所)株式会社セブン-イレブン・ジャパン「セブン-イレブン・ジャパン 社会・環境報告書2005」

【ホンダの取組み】
〜バイオファブリックの開発〜

ホンダは、自動車内装用の表皮材として、植物を原料に使い、耐久性、耐光性に優れた繊維であるバイオファブリックの開発に成功しました。原料は、トウモロコシから製造される1-3PDO(プロパンジオール)と石油成分のテレフタル酸を重合して作るPPT(ポリプロピレンテレフタレート)というポリエステル素材で、自動車用シートの表皮材料として、ソフトでスムーズな風合いを持ち、耐久性も高く、長年の使用でも色あせない優れた耐光性を持ちます。シート以外にもドアやルーフなどの表皮、またフロアマット材としての用途があります。
バイオファブリックは原料製造過程で植物由来の成分を用いているため、今までの石油由来のポリエステル製造に比べ製造段階で10〜15%のエネルギーを削減でき、1台あたりのCO2排出量も約5kgの削減となります。また、現行の布地生産工程を変更する必要がなく、量産性にも優れており、今後、新型燃料電池車への採用の後、順次、新型車への導入を目指します。

(出所)本田技研工業株式会社「Honda 環境年次レポート2006」

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