社団法人日本有機資源協会
バイオマスマークQ&A

Q3−10.

海外で、バイオマスプラスチック製品は使われているの?

海外でも使われています。ここでは、米国、欧州、カナダ及びオーストラリアの例を紹介します。

【米国】

米国農務省では、バイオマスプラスチックを含む“biobased product”(以降、便宜的にバイオマス製品とする。) の優先調達プログラムを実施しています。バイオマスプラスチックのみでなく、バイオマスを原料にした製品全般を対象にしていることが特徴です。このプログラムは、連邦政府機関においてバイオマス製品を優先的に購入することを呼びかけるもので、それにより製造業・ベンダー・政府機関・消費者などにバイオマス製品が普及することが期待されています。
優先調達は、米国農務省が指定した製品に適用されます。将来的には、これらの製品には識別ラベルが貼付される予定です。
詳細は優先調達プログラムのウェブサイトをご確認ください。
http://www.biobased.oce.usda.gov/public/index.cfm

【欧州】

ヨーロッパでも、バイオマスプラスチック製品の消費量が増加しています。報告書によると、2003年時点でヨーロッパにおける消費量は約40,000トンであり、2001年と比較すると2倍の消費量となっています。2005年4月にドイツのデュッセルドルフで開催された、容器包装の国際的な展示会「Interpack2005」において、バイオマスを原料にしたポリマーが注目され、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、オランダなどにおいては、バイオマスプラスチックの利用がさかんに取り入れられています。。
また、生分解性プラスチック普及のために設立されたIBAWでは、バイオマスプラスチックまで活動範囲を広げ、バイオマスプラスチック製品の利用がさらに進むとともに、2006年5月には名称をEuropean Bioplasticsに変更し、欧州におけるバイオマスプラスチック製品普及に積極的な活動を行っています。
2006年11月にはベルギーのブリュッセルにて「1st European Bioplastics Conference 2006」が行われる予定です。そして12月には、ドイツ・フランクフルトにて「The 8th Bioplastics conference」が開催される予定で、これからのバイオマスプラスチック製品の普及がさらに広まることが期待されます。
European Bioplasticsのウェブサイト:
http://www.european-bioplastics.org/

【カナダ】

カナダでは、政府(Agriculture and Agri-Food Canada、Canadian Biomass Innovation Network等)がバイオマス製品に関するロードマップを発表し、環境保護とバイオ経済発展のため、国内の研究機関及び民間企業に技術開発資金補助などのサポートを提供しています。BioProducts CanadaやBIOCAP Canada Foundationがバイオ製品産業を普及促進する民間団体として活動しており、2006年9月には、政府と民間団体主催による「BioPlastics 2006」というシンポジウムも開催されました。
Canadian Biomass Innovation Networkのウェブサイト:
http://www.cbin.gc.ca/

【オーストラリア】

オーストラリアとニュージーランドのバイオプラスチック産業を代表する団体としてAustralasian Bioplastics Associationが2005年に発足され、現在7社が加盟しています。

なお、我が国でもグリーン購入法に基づく農林水産省調達方針(平成18年度)において、植物を原材料とするバイオマス製品を優先的に調達することを定めるなど、バイオマスプラスチックの普及の取組みが進められています。

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