社団法人日本有機資源協会
バイオマスマークQ&A

Q3−6.

バイオマス割合を正確に測るにはどうすればいいの?

バイオマスプラスチック中のバイオマスの割合が不明な場合や確認しにくい場合には、以下の方法によりバイオマス由来の炭素重量割合を計測し、その結果と、対象となるプラスチックの化学式を基に、バイオマス度を算定することができます。

バイオマス由来の炭素の割合=

バイオマス由来の炭素重量

×100

全炭素重量

ここでバイオマス由来の炭素の割合は、炭素14の含有量から推計することができます。炭素には3種類(炭素12、13、14)の同位体【原子番号(陽子数)が同じで、質量数(陽子と中性子の数の和)が異なる物質】があります。炭素14は高層大気中で窒素に中性子が衝突して生成されるため、大気中の CO2や、それを吸収したバイオマス原料には、炭素14が一定割合含まれています。一方、化石燃料には炭素14はほとんど含まれません。これは、炭素14が放射線を出しながら窒素に変わっていく物質で、5,730年で半減する性質を持つためです。したがって、炭素14の濃度の違いを測定することで、化石燃料と現在生育するバイオマスからの寄与を定量的に識別できることから、バイオマス由来の炭素の割合がわかることになります。

バイオマス割合を正確に測るには

この炭素同位元素による具体的測定法として、加速器質量分光計(AMS)や液体シンチレーションカウンター(LSC)を用いた分析法があります。

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