平成25年度

地域バイオマス産業化支援事業(全国段階)

バイオマス関係7府省が共同で取りまとめた「バイオマス事業化戦略」(平成24年9月6日 バイオマス活用推進会議決定)において、地域のバイオマスを活用した産業化等を推進し、バイオマス産業を軸とした環境にやさしく災害に強いまち・むらづくりを目指すバイオマス産業都市の構築を推進することとされました。
 また、平成24年7月より再生可能エネルギーの固定価格買取制度が施行されたことにより、全国各地でバイオガス発電や木質バイオマス発電といった事業化の取組が多数検討されているところです。
 個々の事業化の取組の採算性や事業継続性はもちろんのことですが、もっと面的に捉え、その取組から波及する効果や連携により相乗効果が期待でき、先導性のある取組を実現させていくことが重要です。
 本事業では、本目的を実現させるため、以下の内容を実施しました。

1 事業可能性調査

 バイオマス産業都市の実現可能性の高い地域を把握するための調査を行うとともに、地域バイオマス産業化整備事業(以下「整備事業」という。)の実現性の確認に必要となる資料収集、現地調査を実施しました。

2 構想づくり支援

 バイオマス産業都市の構築に意欲がある地方公共団体等の構想づくり相談に関しては、まず電話やメールでの相談対応を実施しました。その上で、必要に応じて、現地にバイオマス事業化に関して実績経験を保有している専門家を派遣しました。
 また、今後、市町村等が構想づくりに参考となる「バイオマス産業都市構想作成の手引き(案)」を作成しました。

3 経理管理指導等

「地域バイオマス産業化整備事業の事業実施主体を対象とした経理管理マニュアル」を作成しました

※なお、上記の手引き及びマニュアル等については、より活用しやすいように改訂していきたいと考えておりますので、皆様からのご意見等を一般社団法人日本有機資源協会までよろしくお願いいたします。